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『聖母マリアの秘密』(新版)がAmazon の Kindle で、2025年11月25日(火)に発行されることになりました。

11月25日はメジュゴリエのマリア様の「マンスリー・メッセージ」の日です。

9月8日に『神様の秘密 シナリオブック』の「改訂版」が発行され、11月25日に『聖母マリアの秘密』の「新版」が発行されることになります。

これでようやく「次のステージ」に進んでいく準備が整ったように感じています。

また、今日、『聖母マリアの秘密』(新版)の「英語への翻訳」をすることが決まりました。

そして、いよいよ「映画化のプロジェクト」がどのように進められていくのか?

「神様、イエス様、マリア様」の御心のままに進められていきますように祈りたいと思います。

有り難うございます。アヴェ マリア!

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「新版の発行によせて」

先月の2025年9月8日に、『神様の秘密 シナリオブック』の「改訂版」が発行されました。

9月8日は「聖母マリアご誕生の祝日」でした。

それでこのタイミングで、「秘密シリーズ」の姉妹書である『聖母マリアの秘密』の「電子書籍版」を読み直してみました。

この本は7年前に発行されましたが、改めて読んでみると、校正をしたり、文章の加除を行なう方が読みやすく、理解しやすくなるように感じられました。

さらに本文の後に記されている「補記」の内容を増やすことなどによって、「聖母マリアをめぐる神秘的な世界」について、より一層深く感じて頂けるように思われました。

そのようなことから、このたび『聖母マリアの秘密』の「新版」を発行することになりました。

読みやすく、充実した『聖母マリアの秘密』を改めて楽しんで頂けましたら、誠に幸いであると思います。

新版では、電子書籍に掲載されている158枚のカラー写真を見て頂くことはできませんが、文章と地図を通して、楽しんで頂けたらと思います。

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改訂版を読み直して感じたことは、自分が著者でありながら、「実際にこんな不思議な導きがあるなんて、本当にすごいなあ。普通は、こんなに出来過ぎた流れで、物事が起き続けていくことなどないだろう」というものでした。

しかし、この本に書かれていることはすべて実際に起きた事実なのです。

著者自身が読んでも驚くような不思議な出来事が起き続けて、『聖母マリアの秘密』は誕生したのでした。

私は自分に起きた出来事について、中立的な立場で客観的に見つめながら執筆するために、そのプロセスにおいて、日本の教会に行くことも、神父さんや信者さん達と話をすることもなく進めていきました。

私が体験した出来事や書いたことが正しいかどうかは、最終的に書き上げた内容に基づいて、読者の皆さんが判断して下されば良い、と思いながら書き進めました。

1999年に本書の「初版」が発行された時、日本語の読み書きが堪能な外国人の神父さんが読まれました。

そして、「この本は本当に素晴らしいです。この本に書かれている出来事は普通に起こることではありません。まさにイエス様とマリア様からのお導きに違いありません」と言って、高く評価して下さいました。

そして、「あなたはまだ洗礼を受けておられませんね。あなたにはぜひともカトリック教会の洗礼を受けて頂きたいと思います。しかし、ここまで体験されている人に普通の洗礼を受けさせるわけにはいきません。教皇様は年に数回、バチカンで洗礼式を行なわれます。私はコネクションを持っていますから、あなたが今、ここで『はい』と言われたら、バチカンで、教皇様から直接、洗礼を受けられるように手配をします」と言って下さいました。

しかし、私はあくまでも「特定の組織に属することなく、中立の立場で、本当のことを学んでいきたい」という気持ちを持っています。ですから、大変光栄で有り難いお言葉を頂いたのですが、誠に恐縮ながらお受けすることはできませんでした。

私はただ「本当のこと」が知りたくて、学びを続けているだけなのです。

そのようなスタンスで、本当のことを学んでいくプロセスにおいて起きた不思議な出来事や神秘的なことなどが記されている『聖母マリアの秘密』を通して、そこに込められている「意味」を感じ取って頂けましたら嬉しく思います。

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さて、本書に記されている大切なことの一つに、メジュゴリエで聖母マリアから伝えられている「十の秘密」があります。

この「十の秘密」は以前のご出現で伝えられた「過去の秘密」ではなく、「これから明かされて、世界に大きな影響を与えることになるだろう」と考えられている「現在進行形の秘密」です。

今、世界は時代の「大きな転換点」(ターニング・ポイント)にあって混沌としていますが、世界が激しく揺れ動いていく中で、この「十の秘密」が大きな意味を持っているように思われます。

そうでなければ、キリスト教徒でない私が、これほどまでの「不思議な導き」を受けて、聖母マリアについての「本」を書き、「十の秘密」について紹介する必要はないように思われるからです。

私が1999年に『聖母マリアの秘密』の初版を発行することになった時、考えていたことがありました。

それは「キリスト教徒でない日本人の私に、このように不思議な出来事が起き続けて、『十の秘密』の存在について書くように導かれたのだから、今はかなりの『緊急事態』であり、『近い将来に、秘密が明かされて、大変なことが起こる』のではないだろうか?」ということでした。

しかしながら、それから四半世紀が経過した2025年の現時点において、6人の幻視者達の内、3人に「十番目」までの秘密が伝えられ、残りの3人には「九番目」までが伝えられているという状況であり、まだ「秘密」が世界に向けて公表されて、それが「実現する」という段階には至っていません。

ですから、私は今、「神様は、地上の世界で『マグマ』のエネルギーがたまるのを見ておられて、これからの動きの中で、最もふさわしいタイミングで、秘密が明かされ始めて、人類が、素直に、謙虚に、神様に心を向けて、回心しなければならなくなる時が来るのだろう」と考えています。

聖書には、次のようなイエス・キリストの言葉が記されています。

「その日、その時は、誰も知らない。
 天使達も子も知らない。
 ただ、父だけがご存じである。

 洪水になる前は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていた。
 そして、洪水が襲ってきて一人残らずさらうまで、何も気がつかなかった。

 だから、あなた方も用意していなさい」

(新約聖書 マタイによる福音書24章36~44節抜粋)

ですから、私達は、その時がいつ訪れて来ても良いように、用意をしておかなければならないのだと思われます。

そのために、本書がお役に立てましたら幸いであると思います。

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私は『聖母マリアの秘密』の初版を出版した後、「これで私の役割は終わった」と考えました。

しかしながら、その翌年の2000年には、再びイスラエルに行って学びを深めるように促されるなど、その後も想像を超えるような不思議な導きが続いていきました。

その旅や出来事等について、本書の中には記されていません。

たとえば、カナダにある「北米カトリック三大巡礼地」と言われている「ノートルダム・デュ・キャップ大聖堂」、「サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂」、「聖ヨゼフ礼拝堂」などに導かれました。

南米では、ベネズエラの首都カラカスの近郊ベタニアで1976年3月25日から聖母マリアのご出現が始まり、その聖母は「べタニアの聖母マリア」と呼ばれているのですが、そのご出現のあった場所に伺って、祈りを捧げ、ミサにも参列させて頂くことになりました。

その時の旅では、ペルーやボリビアの聖地などにも訪れて、「マチュピチュ」や、チチカカ湖に浮かんでいる「太陽の島」(標高3812メートル)でも祈りました。

この太陽の島はインカ文明発祥の地とされている重要な聖地ですが、ここでは神官による「火の儀式」で祝福して頂きました。

また、インドのコルコタでマザー・テレサが設立された「死を待つ人々の家」に行くように促されました。

私はそこでマザー・テレサが行なわれていた「愛の奉仕」や「祈り」の世界に触れさせて頂くことができました。

世界中から集まってきているたくさんのボランティアの人達が、一緒に奉仕作業を始める前には、修道女の皆さんのリードのもとで、皆が幾重にも重なる輪になって、心を込めて聖歌が歌われました。

その響きはこの上なく美しいもので、心の底から感動しました。

そのような体験を通して、私はマザー・テレサの「家」に呼ばれた意味を理解することができました。

また、ある時には、キリスト教ではなく、日本的な仏教の世界を学ぶように導かれたこともありました。

熊野にある、古い歴史のあるお寺で「お坊さん」の修行をすることになったのです。

その時、私は天を見上げて、小言を言いました。

「マリア様、私はキリスト教に関わる本を二年半もかけて書き上げました。それなのになぜ、今度は仏教の修行をしなければならないのでしょうか?」と。

私にはその理由がよく分かりませんでした。

しかし、その重要な意味は、お盆の頃、2週間にわたって毎日、朝から夕方まで、20~30軒の檀家さんのお宅を回っていき、合計で300軒ほどの檀家さんのご仏壇の前で、ご先祖様の霊位に対して「棚経」を上げ続けた時によく分かりました。

それは「どのような環境にあっても、心を込めて、誠実に祈り続けることの大切さ」を学ぶためだったのです。

また、その修行を通して理解できたことの一つに、「祈る時には、その内容や形式や特定の宗教などにこだわることなく、『祈る心』が最も大切だ」ということがありました。

日本の仏教には、1940年に宗教団体法が施行される前の時点において、「13宗56派」と呼ばれる伝統的な有力宗派がありました。

それら13宗の宗派に、それぞれの「宗旨」や「大切にされているお経」や「祈りの作法」などがあります。

その同じ仏教の教えの中で、どの宗派が正当であり、どの信仰内容や教義のみが正しいと言うことができるでしょうか?

すべての多様な宗派は、それぞれが「大いなる仏の悟り(真理)」の一面を表しているのです。

そうだとすれば、私達は「宗教」についてどのように受け止めて、どう考えれば良いのでしょうか?

メジュゴリエの幻視者イワンカは聖母から受けたメッセージについて、次のように語っています。

「信仰を保ちなさい。たゆまずその道を進みなさい。あなたの友を助けなさい。

 他の宗教に対して優越感を持つことなく、彼らが神様を讃える限り、彼らを尊敬しなさい。

 基本的に宗教は同じものなのに、多くの人々が宗教のために仲たがいをして、敵対しています」

つまり、「私達は、それぞれが信じている道(神様・仏様)を通して、唯一の大いなる存在に心を向けながら、信仰を深めて、良い行ないを重ねていけば良い」ということになります。

私は聖母マリアと出会い、不思議な旅をして、聖母マリアの本を書いた後に、「仏教の僧侶」という修行をすることになって、そのような学びを頂くことができたのでした。

私は延々と続いて行く不思議な導きの中で、

「この出来事にはどんな意味があるのだろう?」

「この導きの先には何が待っているのだろう?」

「次にはどんなことが起こるのだろう?」

などと考えながら、流れについていきました。

すると、その長い道のりの先に、私が求めていた「本当のこと」が待っていて下さったのでした。

「『本当のこと』とは何か?」については、『聖母マリアの秘密』の続編である『神様の秘密』(家庭版)の中においても、いろいろな表現を通して記されています。

『聖母マリアの秘密』と『神様の秘密』の2冊の「秘密の本」が、皆様の霊的な旅の足元を照らす光となり、お役に立つことができましたら誠に幸いであると思います。

2025年10月13日 (ファティマで起きた「太陽の奇跡」の記念日に)

『聖母マリアの秘密』の「新版」の発行について





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